能力のレベルや段階を具体的に表す用語のひとつに、「点・線・面・立体」という言葉があります。
今回はその「点・線・面・立体」について詳しく記載していきましょう。

もちろんこれらの用語を扱って、能力開発やゴール達成を目指す場合には、夢や目標、ゴールセッティング、課題、環境、エフィカシー、コンフォートゾーンなどが関係してくるのは、言うまでもありません。
さらに能力の「点・線・面・立体」には、抽象度が関与しています。

まずは用語の理解、余裕が出てきたら「抽象度」を意識して再読をすると、さらに深く理解ができるように記載してあります。


①点=単一の要素

起点、原点、始点、出発点、あらゆる点となるような能力のことをいいます。

Starting point、能力獲得の初期段階とも言うことができるでしょう。


線=要素の配置

1つの能力(点)が成長するに伴って、別の能力(点)を獲得し、複数の能力を組み合わせる段階を線といいます。

※個人差については、脳機能のメモリーにあたるグレインサイズの大小にもよりますが、1つの能力を無意識的に活用できるようになると、意識的に他の能力を獲得する余力がうまれます。その余力(エネルギー)を意識的に、どのように使うかが、能力獲得や成長、ゴール達成のポイントになります。

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③面=システムの構成

種々の能力を、1つのシステムとして統合する段階を面といいます。

ここでいうシステムとは、いくつかの能力を一連の流れとして捉え、まとまりのある能力として運用するということです。無意識的にそのようなことになる事例はたくさんありますが、それを意識的におこなうことによって、多くのメリットが発生します。


④立体=メタシステムの構成

メタシステムとは、いくつかのシステムを包括し、それらを構成しているシステムのことです。例えば「町」というシステムがあれば、いくつかの「町」を構成している「市」というメタシステムがあり、さらに「県」→「国」→「地球」→「宇宙」となります。言い換えるならば、抽象度の高いシステムと言うことができます。

能力の立体とは、いくつかの能力システムを、1つのシステムとして統合する段階をいうのです。例えば、いくつかのシステムの脆弱性を補うことのできる他のいくつかシステムと統合をして、一段上のシステムをつくるというようなものになります。


能力の「点・線・面・立体」について理解をしたら、次は自身の能力に対して「点・線・面・立体」を意識したトレーニングや課題を実践していくと良いでしょう。

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