私たちは生まれてから今日に至るまで、
様々な人たちからのサポートによって、
成長をしてきました。

当たり前の話をしますが、
赤ちゃんが大人へと成長していくには、
他者のサポートが必要不可欠です。


それでは、ある程度年齢を重ねた現在のあなたは、
他者からどのようなサポートを受けているでしょうか?

そして、ある程度年齢を重ねたあなたの成長には
もうサポートは必要ないのでしょうか?


他者から何かを学んでいる時には、
高い能力を発揮できるのに、
いざ1人で試してみると、
うまくできないというようなことがあります。

仕事でも、上司のサポートがある時には、
高いパフォーマンスを維持できているのに、
改めて1人でその仕事に取り掛かると、
パフォーマンスが下がってしまう。

誰にでもこのようなことがあるはずです。


それはコーチング理論における、
コンフォートゾーン(自分の心地よい空間)
などの概念を使って説明をすることができますが、

今回は知性発達科学のデータを使って、
説明をしていきます。


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図の最適レベルとは、
人間が他者・環境のサポートにより発揮することができる高い能力レベルのことです。

機能レベルとは、
人間が支援なしに発揮することができる能力レベルのことをいいます。

最適レベルと機能レベルの間には差があり、
この差のことを発達範囲といいます。


図中において興味深い点は、
年齢を重ねるほど最適レベルと機能レベルの差、
つまり発達範囲の幅が大きくなるというところです。

これは何を意味しているのかというと、
『大人だから他者からのサポートが必要ない』のではなく、
むしろ高い水準で成長をしていくため、
高い水準で能力を発揮するには、
他者からのサポートが必要であるということです。
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「大人だから助けはいらないでしょ」
「大人だから何でもひとりでできるよね?」
上記のような発言や考え方は、
最低レベルの成長・能力を発揮したいと考えている場合です。

最高レベルの成長・能力を発揮したいのなら、
「大人なら、なおさら助け合いましょう!」
「大人だからサポートすればさらに良い結果になるね!」
このような考え方が当たり前になります。

私たち人間は年齢を重ねたからといって、
他者からのサポートが不要になるのではなく、
むしろサポートを必要としているのです。

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